コンテナ船の入港祝賀会でコンテナの陸揚げを見守る関係者=伊万里港のコンテナターミナル

 佐賀県伊万里市黒川町に完成した伊万里港国際コンテナターミナルに11日、韓国・釜山からの定期貨物船が初めて入港した。江戸時代、欧州への焼き物の積み出しで栄えた港が、再び外国との交易で成長を始めた。

 ターミナルは、「21世紀はアジアの時代」といわれる中で、県内初の国際コンテナ基地として県が整備した。1万トン級の船が接岸できる水深9メートルの岸壁に、移動式のクレーンやストックヤードなどを備え、総事業費は7億2千万円。初の定期航路を韓国の海運会社が開設した。

 第1便で取り扱ったコンテナは輸入12個、輸出ゼロと少し寂しい船出となったが、その後は順調に取扱量を伸ばした。2013年には3万トン級が寄港できる水深13メートルの岸壁が完成、コンテナ専用の大型クレーンも導入し、物流港としての能力が向上した。

 現在は韓国や中国などと結ぶ5航路に週7便が運航し、九州第4位の取扱量を誇る。18年は3万7346個(20フィートコンテナ換算)を取り扱い、3年連続で過去最多を更新。県は港湾機能を強化していく方針で、さらなる飛躍が期待される。

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