プロ初完封で今季初勝利を挙げたDeNA・濵口=甲子園

 プロ初完封勝利を挙げ、ファンの声援に応えるDeNA・濵口=甲子園

 チームを背負う決意がDeNA・濵口遥大(はまぐち・はるひろ)=三養基郡基山町出身=の投球を変えた。九回2死。福留の飛球が二塁手のグラブに収まるのを見届け、頰を緩めて控えめに左拳を握った。暴れ馬とも評されたこれまでのスタイルとは異なり、制球重視の136球。プロ3年目で初めての完投を1安打完封で彩り「中継ぎを休ませられた。それが一番うれしい」と笑顔だった。

 目立ったのは投球以外の技術だった。三回までに出した2走者はともにけん制アウトに。上本を誘い出した六回は、リプレー検証でセーフ判定は覆らなかったが、吐く息が白くなるグラウンドで待っている間も集中を保った。この後、一回に唯一の安打を許していた糸原を低めのスライダーで投ゴロ併殺打に抑えた。

 新人で10勝を挙げたものの2年目は開幕から9試合も勝てず、終盤は救援に配置転換された。その間に年下の東がエースに成長。自らのふがいなさに奮い立ち「エースになる」と公言し始めた。

 オフは先輩投手から下半身の使い方を学び直した。週に2度、ピラティス教室に通って姿勢を矯正。柔軟性を求めてウエートトレーニングを休止。球速が出ないとの批判を受けても全ては好結果を出すためだった。「四球が多かった。まだ修正すべきところがある」。試合後の言葉も頼もしかった。【共同】

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