イオン江北店。周辺には飲食店やホームセンターなどが出店している=佐賀市江北町

 大手スーパーの九州ジャスコ(現イオン九州、福岡市)が、杵島郡江北町への出店計画を表明した。商工会からは当時、「地元商業者の浮き沈みをかけた問題」と対応を検討する声もあった。1993(平成5)年3月のオープン以降、テナントとして地元商業者の出店やイベントでの協力など、地域とともに歩み続けている。

 計画では、国道34号江北バイパス沿いに鉄骨造り平屋建ての郊外型大型店として建設。売り場面積9990平方メートルのうち、約20店舗分を地元商業者に開放するとしていた。人口の少ない田舎にワンフロアの巨大店舗の出店は実験的な試みだったという。

 現在は1万1741平方メートルの店舗面積にディスカウントスーパー「ザ・ビッグ」に加え、地元の写真館や婦人服などの店舗が入る。周辺にも飲食店やホームセンター、住宅などが並ぶ。

 オープン当初、婦人服店を出店した地元店主は「反対する人もいたが、町の外へ流れていた買い物客が(出店によって)町内外から訪れるようになった」と振り返る。同町商業課は「町の発展につながったといえるのではないか」と話した。

  

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