新1万円札の裏面に東京駅が採用されたことを喜ぶ唐津「赤レンガの会」の田中勝会長=唐津市の本町の辰野金吾記念館

 1万円の新紙幣の表(上)と裏(下)の見本。渋沢栄一が採用された

 20年ぶりに刷新される新1万円札の裏面に東京駅丸の内駅舎が採用される。駅を設計した建築家辰野金吾(1854~1919年)の地元唐津市では、市民から「うれしいニュース。唐津の誇り」などと喜びの声が上がった。

 辰野の業績を顕彰する「唐津赤レンガの会」の田中勝会長は、辰野が日本銀行本店本館なども手がけたことから、ここ数年、同行佐賀事務所長に紙幣に辰野の肖像を採用するようお願いしていたという。

 先月25日は辰野没後100年にあたり、県重要文化財で辰野が監修した同市本町の旧唐津銀行(別称・辰野金吾記念館)で辰野像の除幕式があったばかり。田中会長は「除幕式の余韻も冷めやらぬ中での話で驚いた。非常にめでたい」と笑顔を見せた。

 旧唐津銀行を訪れていた京都市の長島良昭さん(70)は「東京駅は仕事で何度も利用していたが、この建物も辰野が関わっていたことは知らなかった。いい記念になる」と話した。峰達郎市長も「市民とともに大きな喜びを感じている。辰野の偉業にさらに注目が集まることを期待したい」とコメントした。

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