当選が確実となり、両手を上げて喜ぶ弘川貴紀さん(中央)=7日午後10時48分、伊万里市山代町の事務所(撮影・鶴澤弘樹)

 自民現職3人と無所属の新人1人が激しく競り合った伊万里市(定数3)は、前市議の弘川貴紀さん(58)が初当選を果たした。自ら8年ぶりの選挙に持ち込み、「伊万里を前に進めよう」と刷新を訴え、幅広い支持を集めた。

 出馬表明をしたのは告示2カ月前。2期連続無投票の観測が広がる中、「選挙をしないと地域が停滞する」と決意した。市議を1期で辞めることへの批判が出ることも覚悟した。

 選挙戦では、強固な地盤と組織を持つ現職の壁の厚さを感じた。それでも、軽自動車の選挙カーで狭い路地や山深い集落まで足を運び、一人一人に熱い思いを届けた。地元選出の県議の顔ぶれが3期12年変わらない中、現状打破を求める市民の思いの受け皿となった。

 事務所で支援者と握手を交わして喜んだ弘川さんは「伊万里を少しでも変えてほしいという市民の負託をしっかり受け止め、明日から政策を勉強していく。対話を大事にする身近な政治家になっていきたい」と力強く語った。

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