初当選を果たし、支援者と万歳三唱をする一ノ瀬裕子さん(左から3人目)=7日午後10時41分、佐賀市水ケ江の事務所(撮影・米倉義房)

 「風が吹いた。佐賀の未来に大きな花を咲かせたい」-。佐賀市選挙区で草の根の運動を展開した無所属新人の一ノ瀬裕子さん(47)が、1万1323票を獲得しトップ当選を果たした。女性の活躍や子育て支援を訴え、若い女性や中高年層の支持を広げた。

 小中学校時代の同級生を中心にした手作りの選挙戦だった。明るく和やかな出陣式は「『選挙らしくない』と不安の声を頂いた」と一ノ瀬さん。他の陣営が引き締めを図る中、序盤は支持を広げるのに苦労した。

 流れが変わったのは終盤。フリーアナウンサーとしての知名度をフルに生かすため商業施設や街頭で支持を訴え、手を振り返す人が増えていった。地元の勧興地区にとどまらず、さまざまな地域の無党派層を取り込むことを目指した。

 「組織型ではない(市民目線の)『フラットな選挙』を有権者は求めていた」と陣営幹部は分析する。7日午後10時20分ごろ、歓声に包まれた事務所で一ノ瀬さんは「女性県議を増やしたい県民の思いがあったから風が吹いた。女性が生き生きと活躍できる豊かな佐賀県にできるよう、県政に声を届けていきたい」と抱負を述べた。

このエントリーをはてなブックマークに追加