2016年に「九州佐賀国際空港」と改称した佐賀空港=佐賀市

 佐賀経済同友会は8日、佐賀市のホテルで総会を開き、九州国際空港誘致に向けての組織づくりを最重点目標とする1994(平成6)年度の事業計画などを決めた。

 九州国際空港はアジアに開かれた国際空港として、九州地方知事会と九州・山口経済連合会が1990(平成2)年に検討委員会を設置し、2020年の開港を目指していた。検討委が適地とした5地点が所在する佐賀、福岡、長崎、熊本の4県が誘致合戦を繰り広げた。

 佐賀県は佐賀空港の機能を拡張する形で、4千メートルの滑走路2本を備える独自の構想を94年に策定。県内でもシンポジウムやフォーラムが重ねられ、機運醸成が図られた。

 しかし、九州地方知事会などは97(平成9)年に福岡を適地とする報告をまとめた。これに福岡以外の3県が反発。構想は暗礁に乗り上げる結果となった。

 その後は格安航空会社(LCC)の台頭を背景に、佐賀空港を含む各空港に国際線が就航。時代が求めたのは一極集中ではなく、地域分散型の空港だった。現在では2016(平成28)年に改められた「九州佐賀国際空港」という愛称に足跡を残している。(令和まであと23日)

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