玄海地区の8漁協が合併し、発足した佐賀玄海漁協の設立式典=平成24年4月、唐津市の唐津ロイヤルホテル

 玄海地区8漁協の合併で発足した「佐賀玄海漁業協同組合」の設立式典が7日、唐津市で開かれた。組合員や自治体関係者ら約200人が、魚価低迷などへの危機感を共有し、規模拡大による足腰の強い漁協運営に向け決意を新たにした。

 同地区の漁協は玄界灘、東シナ海での沿岸漁業や、磯でのウニ、アワビ採りなどの採貝漁業を主体としていた。しかし漁獲高の減少や魚価低迷によって大半が赤字化。従事者の高齢化や後継者不足も進み、組合自体の存続も危ぶまれるようになった。

 そうした状況を踏まえ2009(平成21)年4月、合併協議が玄海地区の全13漁協で始まった。しかし仮屋、外津、屋形石、小川島、大浦浜の5漁協が離脱するなど紛糾した。

 当初予定から1年ずれ込んで発足した新漁協。「漁家の所得向上」を目標に付加価値の高い加工事業などの推進を掲げた。発足から5年で販売高40億円(合併前最終年度は30億円)を目指した。

 発足当初に1264人いた組合員は、2017(平成29)年3月末時点で912人に減少。販売高は20億7500万円となっている。

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