選抜大会で優勝をつかんだ佐賀商業高の速記部。前列左から2人目が個人優勝した宮原京加部長=佐賀市の同高

 読み上げられる文章を速記文字にして書き取る「第51回全国高校選抜速記競技大会」で、佐賀商業高の速記部が19年ぶりに団体優勝、部長で新3年生の宮原京加さんが個人優勝に輝いた。上位3人の総合点を競う団体では、全員ノーミスで努力の成果を発揮した。

 速記競技は、読み上げられた文章を簡単な線や点で示す速記文字で書き取って文章に直し、その正確さを競う。書き取る正確さと速さ、丁寧さの「正速美」が勝負の鍵になる。

 大会は3月24日に京都府で開かれ、9校が参加。土日も練習に励んだ成果が実を結び、団体戦は落ち着いた書き取りと正確さで見事優勝した。40年ほど同部を指導する小出邦彦さん(73)は「部員たちは素直で努力家。(新)3年生が引っ張ってくれた」と話す。

 個人は優勝決定戦にもつれ込んだ。「録音機の変遷」という難しいテーマで、1分間340字の速さで書き取った。優勝した宮原さんは耳慣れない「カセットデッキ」の言葉に戸惑ったが、「すべて書き取るぞという気持ちだった」と振り返る。

 同部は8月の全国大会進出も決まっており、宮原部長は「夏の大会はさらに読むスピードが速くなる。有終の美を飾りたい」と春夏連覇に向けて意気込む。

 同高では共に新3年生の髙塚夕姫子さんが個人2位、星野琴美さんが同4位になった。

このエントリーをはてなブックマークに追加