佐賀県議選の選挙戦最終日、街頭で支持を訴える候補者=6日午後、佐賀市内(一部を画像加工しています)

 統一地方選と参院選が重なる12年に1度の「亥年選挙」の口火を切る佐賀県議選は6日、9日間にわたる選挙戦の最終日を迎えた。無投票になった7選挙区を除き、6選挙区で27議席を奪い合う34人の候補者は地元をくまなく回り、声をからして支援を呼び掛けた。

 13人が11議席を争っている佐賀市。各陣営が票田の市街地に足を延ばし、午後からは地元に戻って最後の票固めを図った。商業施設近くで街演した現職は「また1期、頑張りたい。力を貸して」と声を張り上げた。駅前でつじ立ちした新人は「懸命に走ってきた。風を吹かせるために押し上げて」と語り掛けた。

 唐津・東松浦郡は定数6に対し、7人で争っている。無所属の元職は街頭演説を増やし、「私に地元の底力を」と呼び掛けた。自民の現職3人と新人は地元を中心に回った。公明現職もマイクを通して「地元」を強調、支持を訴えた。共産の現職は反原発を訴え、「保守候補は誰も原発に触れていないが、それでいいのか」と気勢を上げた。

 三つの椅子を巡り、自民現職2人、国民新人、自民推薦の無所属新人の4人が激しく競り合う鳥栖市は、「あと1票」の上積みを求める声が市内に響き渡った。現職の一人は昼すぎに市役所前で国会議員と街頭演説し、「経験と実績を生かすのはこれから」とアピール。新人は地元を支持者と歩いて「県政の舞台に送って」と訴えた。

 定数2を巡り、現職、新人、元職が接戦を繰り広げる三養基郡は、全員が地元で街演を締めくくった。選挙カーを降りて地区内を歩く候補もいて、一人一人に支持を訴えて回った。

 自民現職2人と無所属新人が2議席を競う小城市。候補者らは選挙カーを降りて市街地を歩き、汗ばむ陽気で顔を真っ赤にしながら商店主や買い物客に駆け寄って手を握った。

 伊万里市は定数3を現職3人と新人1人が争う。現職による地盤のすみ分けが崩れ、混戦模様になった。ある陣営からは「まだ4人が並んでいる。少しでも気を緩めたところが負けだ」と引き締める声が飛んだ。別の陣営幹部は「手応えはあるが、8年ぶりの選挙で票がどう出るか分からない」と話した。

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