辰野金吾が設計に関わった大阪市中央公会堂。昨年、開館100周年を迎えた=大阪市北区中之島

 佐賀県唐津出身の建築家・辰野金吾の没後100年と、同氏が手掛けた大阪市中央公会堂の落成100年を記念した社交ダンスのパーティーが、3月27日、大阪市北区中之島の同中央公会堂で開かれた。唐津観光協会も企画に関わった舞踏会には佐賀県から6人が参加し、ダンスを通じて辰野とそのふるさと唐津をアピールした。

 大阪市中央公会堂は、辰野金吾(1854-1919)が設計に関わり、1918年に完成している。現在は建物面積2330平方メートル、地下2階・地上3階。赤レンガと白い花こう岩を組み合わせた外壁で「辰野式」と呼ばれる特徴を有している。大阪城天守閣と共に大阪市のシンボルとして市民に親しまれ、2002年に国の重要文化財に指定されている。

 唐津観光協会は辰野の没後と施設の落成から100年がたつのを機に、関西を拠点にするロイヤルダンス同好会にパーティーの共催を依頼し実現。高い天井にシャンデリアが下がる優雅な中集会室で、華やかな衣装をまとった200人が舞った。

 ダンスの合間には、公会堂の設計に関わった辰野が佐賀県唐津市の出身であることをアナウンス。観光地唐津をPRした。

 社交ダンス愛好家でパーティーを企画した同協会の國谷恵太専務理事(63)は「ダンスは人と建物をつなぐ手段として最適。辰野が手掛けた他の建物でもパーティーを開き、唐津をアピールしていきたい」と話した。

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