中里重利さん

第8回日展特選北斗賞を受賞した「三玄壺」

第45回日展出展した壺「繭」

 2015年に亡くなった唐津焼の陶芸家、中里重利さんの回顧展が16日から、唐津市近代図書館美術ホールで開かれる。古唐津の復興に尽力し、創作活動でも高い評価を得た中里さん。代表作の一つ「三玄壺(さんげんこ)」をはじめ、茶碗、茶道具、食器など重利さんが手掛けた41点のほか、古唐津の優品5点を展示する。5月12日まで。入場無料。

 中里さんは、重要無形文化財保持者(人間国宝)の十二代中里太郎右衛門(無庵)の三男として生まれる。古唐津の技法を駆使し、端正で野趣あふれる作品を追求した。1965年に日展特選北斗賞に輝いた「三玄壺」のほか、最晩年の壺「繭(まゆ)」や「窯変叩き壺」などの代表作が並ぶ。

 主催する古唐津展実行委は「重利さんは唐津焼現代作家の最高峰の一人であり、無庵のスピリッツを受け継いでいる。名品の数々を楽しんで」と話す。問い合わせは一番館、0955(73)0007。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加