展望台に設置された唐船城と関連史跡などの方位盤=有田町の唐船山山頂

松尾佳昭町長(左)に唐船城築城800年の記念板を手渡す石橋浩さん=有田町役場

 昨年築城800年を迎えた有田町山谷の古城跡「唐船城」を広く知ってもらおうと、唐船山(84メートル)の展望台に方位盤が設置された。地元住民による記念板の寄贈もあり、同町では「町内外の人が唐船城の歴史に触れ、関心を寄せる機会にしてもらえれば」と話している。

 方位盤は60×50センチで、町の800年記念事業で設置。耐水性のある樹脂製で、城郭復元画家でイラストレーターの富永商太さんが絵を手掛けた。内円に唐船城と現在の地図を描き、外円に佐賀、長崎両県の隣接市町と松浦党の城や古戦場など関連史跡の方角を記した。

 唐船城の支城の方角と距離、周囲の山の高さも記載。同城を居城に、有田町一帯を包括的に治めた有田氏の活動範囲や同党との関係性を、眼前に広がる風景を眺めながらうかがい知ることができる。

 記念板は同町の農業、石橋浩さん(76)が3日、町に寄贈した。高さ最大48センチ、幅73センチ。たなびく雲がかかった山の上に赤い三ツ星紋を施した築城800年事業のロゴマークが彫られ、唐船城、築城八百年の文字も入れた。石橋さん所有のケヤキに、知人で唐津市の養鶏家、青木宗昭さん(43)が彫刻した。

 町役場での贈呈式で、石橋さんは「記念になるものを作りたかった」と手渡した。松尾佳昭町長は「住民にお知らせできる場所に飾りたい」と感謝を述べた。記念板は同城址にある山田神社にも贈った。

 

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