「はなまつりサイダー」を考案した正徳寺の浦霧慶哉住職=白石町築切

 白石町築切(ついきり)にある正徳寺の住職・浦霧慶哉(うらぎりけいや)さん(45)が考案した商品「はなまつりサイダー」が、全国から注目を浴びている。浦霧さんは「花まつりは『みんな尊い命だよ』という仏教の教えに触れる機会。サイダーをきっかけに、花まつりに親しんでもらいたい」と話す。

 4月8日の「花まつり」は、仏教の開祖・釈迦(しゃか)の誕生を祝う仏教行事。釈迦が生まれた時の姿をかたどった仏像「誕生仏」に、甘茶をかける風習がある。甘茶が苦手な子どもも多かったため、浦霧さんは「子どもが喜ぶような花まつりの記念品を作りたい」と考え、2012年に「甘茶味のサイダーを作れないか」と友枡飲料(小城市)に相談。しかし新たな味を開発すると、単価が上がってしまうことから、甘茶の配合は断念した。

 誕生仏をあしらったラベルは、佐賀市の日本画家・大串亮平さん(42)がデザインした。大串さんは「キャラクター性を高め、かわいらしく華やかなデザインにした」と言う。

 テレビの長寿深夜番組「タモリ倶楽部」でも15年に取り上げられて話題になり、昨年も全国の寺や銭湯、カフェなど約60件から注文があった。浦霧さんは「クリスマスはお祝いするけど、花まつりは盛り上がらない。何か役に立てれば」と今年も6千本を販売する。

 白石町のカフェ「自家焙煎珈琲goen」で販売中(95ミリリットル税込150円)。問い合わせは正徳寺、電話0952(84)2726まで。

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