イピル・イピルの会が植えた桜が咲き誇るハスタハナ公園(右)=2018年4月、サラエボ市内

着物披露式典の記事を見ながら現地での交流を楽しみにする三塩知子さん(右)と石本洋子さん

イピル・イピルの会が植えた桜が咲き誇るハスタハナ公園=2018年4月、サラエボ市内

唐津市 2020年東京五輪・パラリンピックに向けたKIMONOプロジェクトで、唐津とボスニア・ヘルツェゴビナの交流を取り持った人道支援団体「イピル・イピルの会」(東京)が首都サラエボで13日、桜祭りを開く。交流から相互理解へ、深まる友好の証しである満開の桜を見届けようと、唐津と伊万里から2人が同行する。

 同行するのは同会代表で厳木町出身の伊藤登志子さん(74)の妹三塩知子さん(71)=厳木町=と友人の石本洋子さん(71)=伊万里市。一行9人で7日、日本を出発する。

 2人はともに幼稚園の元園長。伊藤さんから20年近くに及ぶ桜の植樹活動を聞いてきた三塩さんは「内戦で傷つき、すさんだ子どもらの心を桜がどう癒やしてきたか、自分の目で確かめたい」と話す。石本さんは昨年10月、唐津市で披露されたボスニア・ヘルツェゴビナの着物を見て「平和を願う思いが1枚の着物に凝縮されている」と感激。同行を申し出た。

 桜祭りは日本大使館との共催で13日、サラエボ市長や日本大使らが出席し、市中心部のハスタハナ公園で開く。公園の周囲には桜が植えられ、ちょうど見頃。会員が津軽三味線や尺八を演奏し、お茶を振る舞う。

 唐津での着物披露式典の様子も映像で紹介し、「桜プロジェクトの次のステップとして、日本文化を伝える場にしたい」と伊藤さん。三塩さんと石本さんは「着物は持って行けないけど、羽織姿で茶会の手伝いをしてきます」とサラエボ市民との交流を楽しみにする。

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