光ファイバーを使ったテレビ電話で役場と交信する小川島の区長さん=平成16年4月、呼子町小川島

 呼子町(現唐津市)の本土と小川島をつなぐ光ケーブルの敷設工事が完了し、県内七つの離島で初めてブロードバンド(高速大容量通信)が利用できるようになった。離島への光ケーブル敷設はコストの問題から難しいとされるが、海底水道管と併設することで“安価”で実現できた。

 それまで島と本土の通信手段は電話回線と学校間の無線LANだけ。町は、老朽化で交換時期を迎えていた海底水道管と光ケーブルの併設を計画。長さ3140メートル、直径18センチのポリエチレン管にケーブルを埋め込んだ。総事業費は約3億3000万円。別々に工事する場合と比べて1億8000万円削減できた。

 5日の完成式では、島内の式場と役場をテレビ電話でつなぎ、地元区長と町職員が健康診断の予定などを確認し合った。当時、小さな離島に光ケーブルが敷設されたのは九州でも珍しいことだった。

 合併後の唐津市になっても、光ケーブル整備は進められた。2009年3月末には、七つの離島すべてに供用を開始。本土と変わらず、CATV視聴やインターネット利用ができるようになった。(令和まであと26日)

このエントリーをはてなブックマークに追加