感謝状を受け取った北野さん家族と、コンビニ店員の松林さん(左から2人目)=鹿島警察署

 鹿島警察署(福地雅彦署長)は3日、嬉野市内で行方不明者を発見した北野憲弘さん(48)家族=同市嬉野町=と、コンビニでニセ電話詐欺を未然に防いだパート従業員の松林綾子さん(38)=同=に署長感謝状を贈った。鹿島署は「積極的な声かけ、適切な対応をしていただいた」と感謝した。

 3月22日午後7時ごろ、北野さんの妻恵理香さん(36)は、自宅の防災無線で行方不明者情報を聞き、自宅へ帰る途中に見かけた白髪の高齢女性が頭に浮かんだ。「特徴が似てる」。警察に連絡した。

 同時に憲弘さんと娘の百合夏さん(16)にも伝えた。一緒に車で帰宅中だった二人は高齢女性を発見。そのまま警察の到着まで付き添った。女性は関東地方から来て、宿を離れて山道を約6キロ歩いていたという。「無事だったのが一番」と憲弘さん。同署は「暗くなれば見つけるのは難しく、危なかった」と家族の行動に拍手を送った。

 松林さんは3月25日午後3時ごろ、セブン―イレブン嬉野一位原店に来店した高齢男性客が、使い方が分からないまま電子マネーを購入しようとしたのを不審に思った。辛抱強く説得し、家族への相談を勧め、警察にも連絡した。

 松林さんは「『番号を伝えないと…』と言われて、もしかしたら詐欺じゃないかと思った。『被害に遭わずによかった』という男性の笑顔がうれしかった」と振り返った。

 

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