唐津東港のフェリーターミナルに初入港したダイヤモンドいき=唐津市東大島

車いすの乗客も快適に過ごせるように船内に設置されたエレベーター

 唐津市と長崎県壱岐市を結ぶ九州郵船の新船「ダイヤモンドいき」(932トン)が1日、就航した。旧船と比べて乗り心地が向上し、片道料金も2割安くなる。唐津市東大島の唐津東港のフェリーターミナルでは同日、入港歓迎式があり、市職員らが乗船客を出迎えた。

 唐津壱岐間は従来、エメラルドからつと、フェリーあずさの2隻が運航してきた。4月からあずさに代わり、ダイヤモンドいきが走る。

 あずさにはなかった横揺れ防止装置を搭載。船内は段差を少なくし、エレベーターも完備して幅広い人が快適に過ごせるようにした。聴覚障害者らを想定し、現在地を示すモニターも整備した。旧船に比べ全長が約10メートル大きくなったことで船内空間が広くなった。定員は変わらず350人。

 長崎県が船の建造費を助成することで、事業者に運賃を下げさせる事業を活用した。九州郵船は建造費20億3千万円の全額補助を受けた。同区間の片道料金は1900円から1520円になる。

 二つの船で1日計5往復している。初運航では壱岐市の印通寺(いんどうじ)港を出発し、1時間40分かけて唐津東港に入港し、54人が降り立った。就航に合わせて乗った壱岐市の堤凛太郎君(12)と日茉莉さん(10)は「波が高かったのにあんまり揺れなくて快適だった。船内は新品のにおいがした」と話した。

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