試写会の後、音声ガイドの感想を話し合う参加者=佐賀市松原のシアター・シエマ

 バリアフリー映画を制作するボランティア団体「みないろ会」は31日、佐賀市のシアター・シエマで、募金の協力者に向けた映画の試写会を開いた。ドキュメンタリー映画「ひいくんのあるく町」に、視覚障害者のための音声ガイドを制作。協力者や福岡のボランティア団体のメンバーら約30人が鑑賞し、音声ガイドの聞きやすさについて感想を話した。

 森きみ子会長(64)は研修などこれまでの取り組みを振り返り、「1年の締めくくりとなる催し。今後も支援をお願いしたい」とあいさつ。映像の動きをナレーションにして吹き込んだ音声ガイドと本編に備わった字幕付きで上映した。参加者は上映後、「主音声と副音声の大きさを調整して」「詳しいガイドで分かりやすい」などと語り合った。

 視覚障害がある鹿島市の山下光義さん(57)は「時間の経過をもっと説明してほしかった。音声ガイド付きの上映は少なく、ありがたい取り組み」と話した。みないろ会はこの日の助言を受けてガイドを修正し、5~6月ごろに一般向け上映会の開催を目指す。

 みないろ会は視覚・聴覚障害のある人が楽しめる映画のガイドや字幕づくりに取り組もうと、昨年4月に結成。募金で集めた約128万円で録音機などを購入し、本格的に活動している。

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