嬉野市史の編さんに向けて意見を交わす委員たち=嬉野市歴史民俗資料館

 郷土の歴史を次世代に受け継ごうと、嬉野市で市史の編さんが進んでいる。市の歴史文化遺産や地域資源をまとめ、2023年度までの完成を目指している。06年の合併以降、市史の作成は初めてになる。

 昨年11月に市史編さん委員会(佛坂勝男委員長)が発足した。委員会は、県立九州陶磁文化館の鈴田由紀夫館長などの有識者12人で構成。このほど開かれた第2回市史編さん委員会で、編さんに向けた基本計画を決めた。計画では、19年度から資料調査や原稿の執筆作業に取り組み、22年度から編集作業に入る。

 市史は、上巻が自然地理、原始・古代、中世を取り上げ、中巻が近世、近・現代、下巻が民俗、市の特性を扱う。資料編を含め全4巻で、1巻800ページ、700冊の発行を予定している。

 これまで1979年に「嬉野町史」、82年に「塩田町史」を発刊している。佛坂委員長(73)は「嬉野の歴史を知ってもらい郷土の誇りを感じるものを作りたい。嬉野市民でよかったと思ってもらえるような市史にできれば」と話している。

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