音楽劇「エソポのハブラス」に出演した子どもたち=有田町の焱の博記念堂

 有田町と近郊の子どもたちが3月30日、同町の焱(ほのお)の博記念堂で開かれた音楽劇の公演「エソポのハブラス(イソップ物語)」に出演、プロの音楽家らと共演した。熊本県八代が舞台のキリスト教徒弾圧の物語で、子どもたちは歌声と演技を堂々と披露した。

 同記念堂のリコーダークラブや公募の小中学生11人と一般5人の計16人が出演した。昨年8月から練習を積み、古楽グループ「アントネッロ」と共演した。

 公演では宣教師になりすましたポルトガル人とキリシタンの女性の物語が、安土桃山時代に宣教師らが日本に持ち込んだ南蛮音楽の調べに乗って展開。子どもたちは16世紀のスペインの歌曲集にある「ラ・トリコテア」や、同県天草の子守歌「おろろんおろろん」などで澄んだ声を響かせ、せりふや演技も担当した。

 3月に曲川小を卒業した中山大聖君(12)は「緊張したけれど、練習よりは声が出ていたと思う」と話し、メンバーのほとんどが「百点満点の出来」と、大役を果たし満面の笑みを浮かべた。指導したアントネッロ音楽監督兼奏者の濱田芳通さんは「子どもたちとの共演は初めてだったが、思ったより歌が上手で驚いた」と頑張りを評価していた。

このエントリーをはてなブックマークに追加