消費税が導入され、スーパーのレジには3%分の支払いをお願いする張り紙が=佐賀市(1989年4月

 戦後税制の大変革ともいえる消費税が始まった。国民にとって初めての大型間接税。当時はバブル景気の絶頂期で、「増大する社会保障に備え、広く薄く負担を求める」という国の説明を受け入れた。

 県内の大型店などでは、1円玉不足による売り場の混乱などは見られなかったものの「ひとつひとつに消費税がかかるの」と買い物客が不満を口にする光景が見られた。「消費税転嫁はしにくい」と様子をうかがう小売店店主もいた。

 バブル崩壊後、金利の低下や昇給に陰りが見え、消費者の節約志向が強まる。そんな中、消費税率を5%に引き上げる税制改革法が成立。消費税を負担に思う消費者の声はさらに強まった。1997(平成9)年4月1日に消費税率が5%にアップ。増税前の駆け込み需要も顕著に表れた。

 増税前後に繰り返される駆け込み需要と反動減。今年10月には3度目の増税が行われ、8%から10%になる。今回は軽減税率のほか、キャッシュレス化の促進を兼ね、キャッシュレス決済に対しポイント還元も検討されている。(新元号まであと30日)

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