六角川の洪水対策のため、採石場を調整池として整備する事業の位置関係を示した写真

 国の2019年度予算成立を受け、国土交通省と農林水産省は29日、都道府県別の予算配分を公表した。佐賀県関係は、六角川の洪水対策として武雄市の採石場のくぼ地を調整池にする事業や、九州自動車道鳥栖ジャンクション―久留米インターチェンジ間に新設する味坂スマートインターチェンジ(SIC)=仮称=への接続道路整備に配分された。

 武雄河川事務所によると、六角川の堤防工事はほぼ終えているが、昨年7月の西日本豪雨で越水が生じるなど大規模氾濫による災害の危険性が高まっている。このため、武雄市武雄町・東川登町の採石場のくぼ地を調整池で活用する。面積約16ヘクタール、深さ50~60メートル、容量約350~450万立方メートル。武雄河川事務所は「採石場を調整池として活用するのは全国初ではないか。採石場取得に向けて事業者と協議していきたい」としている。

 味坂SICは県事業への補助で5億円が付いた。県道鳥栖朝倉線からSIC予定地への接続道路(佐賀側1キロ、福岡側0・6キロ)の測量、設計、用地買収などに取り組む。県道路課は「初年度なので数千万円規模と予想していたが、かなり潤沢に付いた」とした。

 佐賀空港関係は滑走路改良や、国際線増加に伴う混雑に対応するための税関・入管・検疫関係の施設整備、国直轄の無線、気象の施設整備に4億4700万円、農水省関係は国直轄事業の筑後川下流クリークのり面保護整備に52億1900万円が配分された。

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