京町遺跡の発掘調査

 鳥栖駅周辺は明治期の鉄道開通以来、にぎやかな商店街・住宅街となっていますが、ここらは昔から町場だったようで、開発やマンション建設などに伴う文化財調査によって各所でその痕跡が見つかっています。

 現在のフレスポを建設する際には「京町遺跡」の発掘調査が実施されました。その結果、幅7メートルの通路があり、その両側に多くの建物跡が確認されました。道路脇の側溝からはかなり大きな石が多数出土し、これは板屋根を固定するためのものです。また、しっかりした枠をもった井戸も確認され、恒常的かつ長期間使われたのではないかと考えられます。

 出土遺物は、中国産陶磁器のほか、瓦質土器や火舎(茶の湯を沸かしたり、手あぶりなどの火鉢)・曲げ物(木製のたるなど)が数多くありました。京町遺跡はにぎわいをもった町場だったようです。(『鳥栖市誌第3巻』より)

このエントリーをはてなブックマークに追加