学術交流の協定書に署名した九州陶磁文化館の鈴田由紀夫館長(右)と国立光州博物館の金承煕館長=西松浦郡有田町の九州陶磁文化館

 佐賀県立九州陶磁文化館と韓国の国立光州(クァンジュ)博物館が27日、学術交流の協定を締結した。西松浦郡有田町の文化館で両館の館長が協定書を交わし、所蔵品の相互賃借や共同研究などを申し合わせた。陶磁文化館が海外の博物館と協定を結ぶのは初めて。

 韓国南西部にある光州博物館は2023年に陶磁器の大規模な展示会を開く予定で、陶磁文化館に協力を呼び掛けた。協定は5年間で、所蔵品の相互賃借や展示会開催、共同研究や学術大会といった学術活動を進める。また、研究者の相互訪問と研修、学術情報や刊行物の交換、両館の交流事業にも取り組む予定。

 光州博物館の金承煕(キムスンヒ)館長は「今回の協定が、日本との学術交流の扉になると期待している。力を合わせアジアの文化発展へ成果を挙げたい」とあいさつした。

 陶磁文化館の鈴田由紀夫館長は「九州の焼き物は韓国と歴史的に深いつながりがあり、協定はその研究に大いに寄与する。歴史を理解し合い、両国の豊かな陶磁器文化を多くの人に知ってもらいたい」と期待を寄せた。

このエントリーをはてなブックマークに追加