歴史読本「鳥栖をささえた3つの産業」で鉄道を紹介するイラストのページ(左)と維新150年事業の講座・講演会記録集

 鳥栖市は明治維新150年記念事業の一環で、江戸~明治にかけての鳥栖の歴史や産業をまとめた「歴史読本」と、講座・講演会を収録した「記録集」を作った。子どもたちにも分かりやすいようにイラストや写真をたくさん使用し、先人の知恵を学び、未来につなげるには最適のテキストになっている。26日から市役所南別館の商工振興課窓口で無料配布を始めた。なくなり次第終了する。

 歴史読本は「鳥栖をささえた三つの産業」と題し、「江戸時代の鳥栖」「くすり」「はぜろう」「鉄道」の4章構成。維新博会期中、中冨記念くすり博物館に開設された鳥栖サテライト館の内容を踏襲した形で構成している。

 「みらい」と「はる」の子ども2人と、今も慕われている対馬藩田代代官所の副代官、賀島兵助が案内役を務める。漫画を楽しむ感覚で読み進めれば、江戸時代に鳥栖が対馬藩の飛び地だった歴史や、製薬業や物流の拠点として発展してきた流れを学べる。

 「講座・講演会記録集」は、会期中に開催した、大学教授ら専門家による薬など三つの産業の発展理由と経過を解説した講演録、テレビなどでおなじみの磯田道史氏の講演録なども載っていて、参加できなかった人やもう一度聞いてみたい人にとっては、大変貴重な資料になっている。

 26日は開庁と同時にもらいに来る人もいて、下野町の70代の女性2人は「ちょっと読んでみたいと思って」とページを開くのが楽しみな様子だった。

 歴史読本800部、記録集200部を配布する。1人各1部のみ。同課、電話0942(85)3695。

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