お披露目された曽禰達蔵の像(左)と辰野金吾の像。間に座るのは平井ゆかさん(左)と辰野智子さん=唐津市本町の旧唐津銀行

 東京駅の設計者で知られる唐津出身の建築家・辰野金吾の没後100年を記念して25日、辰野のモニュメントが除幕された。辰野が設計を監修したと言われる同市本町の旧唐津銀行の前に置かれ、同じく唐津出身の建築家・曽禰達蔵の像も並んだ。近代建築を支えた2人がふるさとにそろった。

 肥前さが幕末維新博覧会で佐賀市に設置されたものと同じ型から作られた。辰野の像は高さ約170センチあり、右手に本などを抱えている。曽禰はベンチに腰掛け足を組む。ベンチを含め高さ約130センチ。設置に合わせ、旧唐津銀行は「辰野金吾記念館」の別称も付けられた。

 除幕式にはそれぞれの子孫も出席した。辰野のひ孫で建築士の辰野智子さん(57)=東京都=は「唐津の皆さんに慕ってもらっていることが分かりありがたい」と笑顔。曽禰のやしゃごで建築士の平井ゆかさん(50)=同=は「曽禰は立ち振る舞いや礼儀に厳しかったと聞いている。辰野先生が立っているのに自分は座って申し訳なく思っているかも」と話した。

 この日は、辰野の没後100年を記念した慰霊祭も、生誕地の坊主町であった。

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