困りごとを書いたカードをやり取りするワークショップで、共助について考えを深める参加者ら=神埼市の神幸館 

 神埼市内のCSO(市民社会組織)が交流する「地域人づくり・まちづくりサミット」が23日、同市の神幸館で開かれた。事例報告や地域住民同士の助け合いを模擬体験できるワークショップを通して、約50人が地域のさまざまな問題を「共助」で解決する可能性を学んだ。

 参加者はワークショップで4グループに分かれ、日常のさまざまな作業が書かれたカードから、自分が「困っていること」や「今後困りそうなこと」を3枚ずつ選んだ。カードは「洗濯」「部屋の掃除」「着物の着付け」「簡単な外国語会話」「墓掃除」などで、自分が選んだ困り事を請け負ってくれる人を班の中から探した。

 班内に担い手がいない作業も、他の班に投げかけると多くは担い手が見つかった。住民同士のつながりが希薄化する中、こうした模擬体験から自ら助けを求める大切さや、さまざまな問題も広域で探せば解決できる人がいることなどについて考えを深めた。 

 同市内で日舞を指導する藤間流師範・藤間静浄(しずきよ)さん(77)は庭の手入れなどを困り事に選んだ。「自分でできないことも、してくれるという人がいっぱいいて、ちょっとほっとした」と顔をほころばせた。

 「サミット」は、市内のCSOの交流と情報交換を目的にCSOかんざきが開き9回目。この日は地域資源研究会「せふりの風」などの事例発表や、市総合計画についての説明もあった。

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