30回目のさが桜マラソンを完走した君原健二さん=県総合運動場補助競技場

 さが桜マラソンに1989(平成元)年の第1回大会から出場しているメキシコ五輪銀メダリストの君原健二さん(78)が今大会もゲストランナーとしてファンラン(9・8キロ)を走り、30回連続出場を果たした。節目のレースを終えた君原さんは「30年間を振り返りながら走った。感無量です」と、佐賀との深い縁に感慨深げだった。

 君原さんは20日に78歳の誕生日を迎えたばかり。「年齢を重ねるごとに走力が落ちている」と苦笑するが、余力を残した表情で両手を上げてゴールした。「最近は週1回しか練習できず不安だったが、天気が良くて気持ちよく走れた」と汗を拭った。

 レース中は小さい子どもから同世代まで、沿道から多くの応援を受けた。ゴール後はブースで振る舞われるイチゴや餅を頰張り、節目となった大会を存分に楽しんだ。

 一番の理解者である妻和子さんは30回すべて会場に駆けつけている。「自分も女房も健康だったから続けることができた」と目を細め、「支え合って生きていきたい」と感謝の気持ちを口にした。

 人生の大半を占めているマラソン競技については「はっきりした目標はないが、走れる限り続けたい」と君原さん。好きな言葉は「ゴール無限」。平成を終え、新しい時代を駆ける“レジェンド”の姿は輝き続ける。

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