相生橋から望む延命橋、幸橋

幸橋を飾る夫婦鶏

 江戸時代。色鮮やかな陶磁器がはるかヨーロッパへ向けて船出した伊万里川。ほぼ200メートルの等間隔で架かる「相生橋」「延命橋」「幸橋」は、三つそろって縁起橋と呼ばれています。

 伊万里駅から北に5分ほど歩くと、欧風陶器で飾られた「相生橋」に出合います。かつて北岸にあった夫婦松が橋名の由来で、2000年に南岸の佐賀銀行伊万里支店に設けられたからくり計「万里音の鐘」は、男女のいわば聖地です。人前結婚式が行われたこともあります。

 相生橋から川上を見ると、近く朱塗りの「延命橋」、その向こうに小さく銀色の「幸橋」が望めます。

 両橋詰めにかわいい瓢箪鯰ひょうたんなまずと碁盤の童子の陶像がある「延命橋」は、北岸の延命地蔵(江戸後期建立)にちなんでいます。

 「幸橋」南岸の伊萬里神社と河畔は、伊万里市都市景観賞「ふるさと部門」を受賞しました。

 「出会い寄り添い、子宝に恵まれ、無病息災、長生き、子宝に恵まれ、無病息災、長生きして永遠の幸せへ」

 昨年結婚した娘夫婦も、この三つの橋を巡りました。幸橋南詰め、見つめ合う大きな夫婦の鶏に、とりわけ心ひかれたそうです。(地域リポーター・中村智子=伊万里市)

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