鏡の歴史研究会が発行した「かがみん話2」

 唐津市鏡の住民らでつくる鏡の歴史研究会(野田旗子会長)が、郷土誌「まつらの里かがみん話2」を発行した。時代とともに変化してきた町の姿をまとめている。「冊子を通じて高齢者とその孫世代がおしゃべりできれば」と同会メンバーは話し、地元小中学校などに冊子を寄贈する。

 2010年に発行した同名冊子の第2巻。1巻には収められなかった郷土史の裏話などを盛り込んだ。写真や絵はフルカラーで、読みやすさを意識した。

 土地名の由来を解説した章では、各地区の歴史をひもときながら地名との関連を明らかにしている。原(はる)地区については、元は松浦潟の一部だった所を開墾して集落ができたと説明。「新たに土地を切り開く」という意味の「墾」の訓読み「ハル」が由来だとしている。

 1巻の編集メンバーには郷土史専門家がおらず、「何か書き漏らしがあるんじゃないかと不安だった」と樋口宏副会長(79)はいう。地域から「こんな昔話がある」との声が上がったことも2巻制作の原動力になった。「子どもたちが、昔の地域を知る手助けになれば」と樋口副会長は話す。

 鏡のまちづくり団体を通じ、唐津市から助成金60万円を受けた。鏡山小と鏡中に各130冊を寄贈。公民館や市近代図書館などにも贈る。

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