人間国宝故古賀フミさんの仕事について語るめいの今泉さん(左)=佐賀市の佐賀大美術館

 佐賀錦の重要無形文化財保持者(人間国宝)の故古賀フミさん(本名・西山フミ、享年88)の仕事を見つめる展示「佐賀錦の世界」が24日、佐賀市の佐賀大美術館で始まった。古賀さんのめいの今泉康子さんがギャラリートークに出席し、古賀さんの仕事観を語った。31日まで。

 今泉さんは「これはあくまで私の記憶に基づく話」と前置きして語った。「仕事に厳しく、自分に厳しい人で、潔癖症とも言えるようなところがあった」と振り返り、「それが作品作りに影響していたと思う。根底には、きちんとしたものを作るという強い気持ちがあった」と語った。

 工芸展に出す作品については「物まねではなく、新しいもの、時代に即したものを出さないと意味がない」と語っていたことなど、古賀さんの仕事観がにじむ言葉を紹介していた。

 展示には約40点が並び、民芸運動を進めた柳宗悦との交流を示す柳からの手紙なども展示されている。

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