桜の季節がやってきた。きのう開かれた「さが桜マラソン2019」。30回の節目の大会で全国から集まった約1万人が肥前路を駆けた。各地で桜の開花も宣言され、まさに春らんまん。加えて佐賀県民にとってさらにうれしい「桜だより」が届いた◆こちらの桜は「桜ゴールド」。佐賀市出身のデザイナー吉岡徳仁さんがデザインした来年の東京五輪の聖火リレーで使うトーチである。有田工業高デザイン科卒の吉岡さんはパリ・オルセー美術館収蔵のベンチのほか、ガラスの茶室などで知られる世界的なデザイナーだ◆トーチは5枚の桜の花びらをかたどった。継ぎ目がなく、吉岡さんらしいシンプルな美しさが際立つ。トーチの色の名が「桜ゴールド」だ。このトーチを手に全国でランナーが走ると思うとそれだけで誇らしい◆聖火はちょうど1年後の来年3月にギリシャのオリンピア遺跡で採火され、日本に運ばれて福島県をスタート。5月10、11日に佐賀県内を通過することが決まっている。そこで気になるのが聖火ランナーである◆なんと1998年の長野冬季五輪では、公募で選ばれた一般市民もリレーに加わったというではないか。きのうの桜マラソンに参加した人もきっと夢見ているであろう聖火ランナー。生涯の思い出に、吉岡さんのトーチを手に佐賀ん街を走ってみたい。(丸)

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