毎年多くの人出でにぎわう有田陶器市だが、地元の焼き物店の出店は年々減り続けている=2018年4月29日、西松浦郡有田町

有田焼の大小さまざまな食器を集め楽器として使用した碗琴や有田磁器太鼓、オカリナなどで有田の音づくり活動中。有田ニューセラミックス研究会事務局長。 

■窯元と後継者でつくる有田陶交会のグループ展が県立九州陶磁文化館で始まった。17日まで。(14日付21面)

 有田陶交会九陶展は今回が第34回、テーマは「TOUCH!」。第1回目から見ているがメンバーのとほんどが2世の世代に交代。昨年から佐賀大学の学生も参加し、同じテーマで「ガチンコ対決」。窯元の「プロならではの技術力と昇華力」、佐大芸術地域デザイン学部2年生の「学生ならではの柔軟性と自由度」の対比が面白かった。

 ■雑誌の販売が低迷する中、コンビニ大手各社が単行本や文庫本など書籍の販売に力を入れている。(15日付24面)

 街なかの書店が減り、本を直接手に取れる場が少なくなっている中で、コンビニ大手各社が雑誌棚を減らし書籍専用棚を設置する店が増えているのはありがたい。有田町でも積文館書店有田店が3月10日で閉店予定だったが、町民からの強い要望で営業継続が決まった。やはり本は書店で実際に手に取って購入したい。

 ■青磁の重要無形文化財保持者(人間国宝)で、昨年3月7日に亡くなった中島宏さんの追悼展が16日から佐賀県立美術館で開催される。5月6日まで。(16日付26面)

 中島先生には佐賀県陶芸協会事務局長の時に大変お世話になった。先人の仕事に畏敬の念を持ちつつも、身をもって工芸界の革新に挑まれた。独創的な「中島ブルー」の作品を鑑賞しつつ先生の生きざまをしのびたい。

 ■国内最大級の焼き物市として毎年100万人超が来場する有田陶器市(有田町)が、岐路を迎えている。(17日付1面)

 有田焼業界に40年間携わった一人として懸念している。今ではゴールデンウィークの風物詩となっている有田陶器市は、明治29(1896)年の陶磁器品評会に端を発し、まさに地域おこしのさきがけだった。生活環境、顧客ニーズの変化やレジャーの多様化などで陶器市の持つ意味合いも変わりつつあるが、約120年前に有田の若い力と情熱で始まった陶器市。今年は数えて第116回。まさに継続こそが力、最大のPRである。

 ■米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部への移設を巡り、埋め立て予定海域東側にある軟弱地盤の評価が、今後の大きな争点となる。(18日付3面)

 政府は地盤改良のための設計変更を沖縄県に申請する方針だが、玉城知事は県民投票で埋め立てに「反対」が7割を超えたことを踏まえ、申請に応じない構え。県民の意向が最優先されるべきであると考えるが、佐賀県のオスプレイ問題も同質の類いであろう。

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