西村洋介さんのハウス内では「光樹とまと」の実が色づき始め、出荷時期を迎えている=佐賀市川副町

 佐賀市川副町の特産「光樹とまと」の出荷が本格化している。甘みと酸味のバランスが良く、皮がやや薄くて食感もなめらかで、ブランドトマトとして全国的な人気を集めている。5月ごろまでが出荷の最盛期となる。

 JAさが川副光樹とまと部会(江島政樹部会長)の農家12戸14人が、町内約3・5ヘクタールで育てており、西村洋介さん(37)は25アールで栽培している。

 光樹とまとは、木になっている期間が通常より1カ月ほど長く、その間に養分が蓄えられて濃厚なうま味が増すという。一方で栽培は難しく、収量は通常のトマトの半分ほど。西村さんは「樹勢のコントロールが難しく、“馬力”を抑えて味を乗せていくかが大事になる」と表現する。

 今季は天気に恵まれて出来も良く、これから実が色づいて糖度が上がっていくという。西村さんは「『何個でも食べたい』と思えるトマトを作りたい。甘さだけじゃなく、その奥にあるおいしさを感じてもらえたら」と話している。

 出荷のメーンは関東で、県内の一部店舗やインターネットでも販売。ジュースや酢、ソースなど加工品も取り扱っている。

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