完成したクライミングウオールで技術を競い合う選手たち=多久市の多久工業高

 多久市の多久工業高に「クライミングウオール」が完成し、こけら落としとなる記念大会が開かれた。九州各県から愛好者92人が出場し、スポーツクライミングの技術を競った。

 クライミングウオールは表面に「ホールド」と呼ばれる突起物をつけた人工壁。翌年夏に九州国体の開催を控えていた県が約7300万円をかけて整備した。体育館の西側壁面を利用し、1メートル大のパネル96枚を組み合わせて設置。高さ12メートル、幅8メートル、反り返ったオーバーハング部分は最大6メートルと、九州一の規模を誇った。

 県山岳連盟が主催した記念大会では、オーバーハングの難関に苦労する選手が多く、観客は盛んな声援を送っていた。ワールドカップチャンピオンの平山ユージ選手も参加し、国内トップレベルの技術を披露した。

 この年の4月に総合学科の多久高に校名変更され、クライミングウオールは登山部の練習拠点に。“巨大な壁”から、スポーツクライミングの全国大会や世界大会で活躍する選手たちが育っている。(新元号まであと39日)

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