「フードバンクさが」の設立に際し、来場者にあいさつする干潟代表=佐賀市エコプラザ

太田さんの話に耳を傾ける来場者ら=佐賀市エコプラザ

 まだ食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らし、有効活用する団体「フードバンクさが」が21日、佐賀市エコプラザで設立総会を開いた。食品企業の過剰在庫や包装破損などで流通できない食品を、子ども食堂など必要な団体に無償提供し、地域づくりの活動を支えていくことを誓った。

 総会には関係者約50人が出席。設立呼び掛け人代表の干潟由美子さんが「食の大切さを見つめなおし、食を通じて人々をつなぐことで助け合いの地域福祉を応援していきたい」と述べ、会則や予算、干潟さんを団体代表とする役員選任など4議案を承認した。

 総会に先立ち、各地のフードバンクや子ども食堂に食品を提供し、廃棄減につなげているスーパー「ハローズ」(岡山県)で食品管理を担当する太田光一さんが講演した。

 太田さんは「日本の食品ロスは年間646万トン。国民1人当たり、毎日おにぎり一つを捨てていることになる」と指摘。商業施設での売れ残りや工場での過剰生産を原因に挙げ「食品を必要としている子どもはたくさんいるし、提供側も食品廃棄費用の削減につながる。佐賀でも地域で協力する態勢を整えてほしい」と語った。

 また、太田さんは「さまざまな企業や団体が協力し合い、特定の食品に偏らず、多くの種類を提供していくことが大切」と指摘した。

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