コラボ大作「お城絣」と木下由紀子さん(左)、冨久洋さん=佐賀市の高伝寺前村岡屋ギャラリー

 鍋島緞通(だんつう)の木下由紀子さん(44)=神埼市=と久留米絣(がすり)の冨久洋さん(同)=福岡県八女郡広川町=のコラボ展が19日、佐賀市の高伝寺前村岡屋ギャラリーで始まった。2人の現代的な感性で織り上げる作品は、伝統と進化を感じさせる。24日まで。

 2人は高校からの同級生で、九産大芸術学部デザイン学科を卒業。木下さんは鍋島緞通「織ものがたり」デザイナーとして、冨久さんは久留米絣織元「藍の詩」4代目として伝統工芸の世界に身を置く。

 今回の2人展は、木下さんが久留米絣の伝統紋様「お城柄」を緞通で再現したいと冨久さんに相談したことがきっかけになった。

 完成した作品が縦2メートル、横1・4メートルの大作「お城絣」。藍染めの糸で紡ぐ伝統の柄は、モダンさも感じさせる。元々は反物をつなげて作る柄ということで、つなぎ目もデザインに取り入れ細部まで凝った仕上がりとなった。

 伝統的な作品を並べるほか、木下さんが手掛けるカチガラス、熊本城などをモチーフとした絵画的な緞通や、冨久さんが結婚式で妻のために織った絣の振り袖などが飾られる。

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