将棋の魅力などについて児童に話した渡辺明二冠(左)ら=上峰町の上峰小

 2月に王将のタイトルを獲得した将棋の渡辺明二冠が20日、上峰町の上峰小を訪問し、5年生116人と交流した。渡辺二冠は将棋の楽しさや、棋士という職業の魅力を紹介し、「夢を見つけてほしい」と語りかけた。

 上峰町では20、21日に王将戦の第6局が開催予定だったが、渡辺二冠が4連勝でタイトルを決めたことから開かれなかった。「その代わりに」と、上峰小への訪問が実現した。渡辺二冠のほか、立会人を務める予定だった青野照市九段、佐賀県出身の武富礼衣女流初段も訪れた。

 渡辺二冠らは、日本の将棋人口が700万人いることや、将棋がインドから伝わり、1600年前後から今と同じルールで行われていることなどを紹介。渡辺二冠は「10歳でプロを目指した。将棋は長い時間考えても間違えることがある難しいゲームで、そこが魅力」などと話した。

 児童らは興味深げに話に聞き入り、質問コーナーでは「大会の優勝賞金はいくらですか」「好きな駒はありますか」などと質問。「今まで戦った中で一番強かった人は誰ですか」の質問には、渡辺二冠が「やっぱり羽生(善治)さんと答えなければいけないかな」、青野九段が「大山(康晴)名人には全力でぶつかっても跳ね返された」などと答えた。

 5年生から将棋を始め、将棋クラブに所属する河野塁斗くん(10)は「話を聞いて将棋のことをさらに詳しく知りたいと思った。もっと強くなりたい」と目を輝かせていた。

このエントリーをはてなブックマークに追加