起業で感じた悩みや気づきを語った山下千春社長=佐賀市のほほえみ館

 女性を対象とした起業セミナー(佐賀市人権・同和政策・男女参画課主催)が17日、同市のほほえみ館で開かれた。同市のベビー用品企画販売「オヤモコモ」の山下千春社長が理想を追求する中で苦悩した体験を語り、収益を確保する重要性を強調した。

 山下社長は2012年に創業し、親子のコミュニティースペースをつくったが利益を確保できず資金繰りに悩んだことを吐露した。

 新たな貢献の仕方を模索し、産後うつを防ぐベビー用品にシフトした。乳児がぐっすり眠れるマットを専門家の監修を受けて開発、母親が外出しやすいよう持ち運べるタイプもつくった。第2弾では離乳食のための有田焼食器を手掛け、約500セット売れた。県のトライアル発注やビジネスコンテストの最高賞受賞などで百貨店に販路が広がり、会社を法人化するまでになったことを報告した。

 山下社長は「定期的な収益があれば、未来が見えるようになる。起業家を支援する取り組みはさまざまあり、一人で悩まずに相談を」と呼び掛けた。

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