多久市議議会の一般質問は18、19日に開かれ、議員9人が登壇した。昨年7月に開業した温泉保養宿泊施設タクアの経営状況、昭和自動車のバス路線の見直しが新たな課題に浮上した地域公共交通への対応などを質問した。

 【タクアの経営状況】2月末までの利用客数を横尾俊彦市長が示した。全体で9万3445人が利用し、内訳は温泉とプール、老人福祉センターの機能を持つ交流施設の市内利用客が3万2713人、市外は4万5097人。宿泊は9333人、宴会は6302人だった。5月以降は1年間で約2千人の修学旅行の受け入れを予定していると述べた。一方、運営会社は経費節減のため当初計画を見直し、温泉の営業時間の短縮に加え、夏場までプールも休業しており、「観光協会や商工会、県観光連盟など各種団体と密に連携をし、集客増、経営向上につなげていく」と述べた。

 【地域公共交通の対応】昭和自動車が検討中のバス路線見直しで、多久市は多久-武雄間の1日7往復の路線が対象になっている。同路線の輸送人員は2016年10月~17年9月が2万6280人、17年10月~18年9月が2万7010人で、1便当たりの輸送密度は2・3人との実績が示された。

 現在は運行の経費から収入を差し引いた金額を国、県、沿線の多久、武雄両市が助成し、17年度の実績は国、県が約450万円、多久市は約400万円。市が運行するコミュニティーバスも合わせた公共交通の維持や利便性向上について、田代信一総合政策課長は「公共交通で全て補完できない場合、民間タクシーへの補助も含め、市外へのアクセス向上、移動手段の確保を検討していきたい」と答えた。

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