地震で倒れた菅原神社の鳥居=平成17年3月20日、鳥栖市原町

 福岡、佐賀を中心に九州北部で強い地震が発生し、福岡市とみやき町の旧北茂安地区などを震度6弱の強い揺れが襲った。上峰町と七山村(現唐津市)でも震度5強を記録した。佐賀地方気象台によると、震度6弱規模の地震は観測史上、県内で初めて。

 午前10時53分ごろ発生。震源地は福岡県西方沖で、震源の深さは約9キロ。マグニチュード(M)7・0。震源に近い福岡市西区の玄界島では壊滅的な被害となり、島民のほぼ全員が島外に避難した。

 佐賀県内でも負傷者十数人、家屋損壊60棟を超える被害が出たほか、停電や交通機関の乱れで生活に大きな影響が及んだ。翌日の佐賀新聞では、「未知の激震足すくむ」「県内“安全神話”ぐらり」の見出しで、各地の被害や混乱した様子を報じた。また、有田焼業界では、陳列棚から商品が落ちるなどの被害が相次ぎ、有田商工会議所の調べでは被害額が4千万円に上った。

 2016(平成28)年4月には熊本地震で、佐賀県南部でも震度5強を観測した。

(新元号まであと42日)

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