建設業界の働き方改革について具体的な方策を講演した日本コンサルタントグループの菅原政郎さん=佐賀市のグランデはがくれ

 建設業界の働き方改革について学ぶセミナーがこのほど、佐賀市で開かれた。日本コンサルタントグループ(東京)の菅原政郎氏が講師を務め、「長時間労働の是正」と題して講演。働き方改革が求められる同業界の問題点を指摘し、「働き方改革の本質は業務の見直しによる生産性の向上にある」と指摘した。

 菅原さんは建設業界で4週8休が達成されている企業が全体の1割以下であるデータを示し、同業界での長時間労働が目立っている点について触れ、「働き方改革は経営者が自ら積極的に進めることが重要。ただ、業務時間が削減されることで人材育成や技術継承に影響が出ないようにもすべき」と伝えた。

 建設現場での働き方改革を進めるための方策として、具体的な業務計画の立案や工程会議の改革を進めて会社の仕組みを変える必要性を説き、「建設現場の生産性向上には手順と意味を理解し、目標期日を決めて取り組む必要がある」と強調した。この他に働き方改革の環境整備のための人事制度や賃金制度についても解説した。

 セミナーは県主催で、県内の建設会社などから約90人が聴講した。

 

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