杉町さんが手作りした作品の数々

友人たちと手芸を楽しむ杉町さん(前列右)=佐賀市のギャラリー喫茶欒

 趣味の手芸に励む佐賀市の杉町京子さん(60)が、近くのギャラリー喫茶欒(まどい)で活動し、手芸仲間たちとの交流を広げている。職場の人間関係や子育てに悩み、体調を崩した時期もあったが、「手芸は心の潤い。生きる希望を持てた」と語る。

 杉町さんが手掛けるのは着物のリメイク、セーター、靴下、がま口など種類を問わない。友人たちから一目置かれる腕前で、作品が評判を呼んでいる。制作依頼が舞い込み、現在は「10件ほどたまっている」状態という。

 幼い頃から手芸に親しみ、自宅のカーテンや子どものパジャマなど用意できる物は全て作った。離婚を経験し、子育てと仕事の両立に追われた。子どもの不登校や職場の人間関係に悩んで体調を崩し、「一時、外出すらできなくなった。生きている心地がしなかった」という。

 そんな時、ギャラリーで毎月第1土曜に開かれる手作り市を知り、「みんなで手芸をすると心が潤った」。体調が回復し、週3回も通うほどになった。「人間は知らない間に神経がすり減っていく。悩んでいる人がいれば、初心者でも一緒に手芸を楽しもう」。自らの経験を振り返り、そう呼び掛けている。

 ギャラリー欒は電話0952(28)0752。

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