ラム肉と太良町産のカキや野菜をテーマにしたイベント=太良町のかき焼き肥前屋

 佐賀県太良町でこのほど、生産者たちによる太良の食を味わうイベントが開かれた。町内に根付いていたラム肉の食文化に着目、羊肉と町産のカキやアスパラ、かんきつ類をふんだんに使ったメニューに、来場者が舌鼓を打った。

 東京麻布に店を構える「羊SUNRISE」が太良町産のアスパラを仕入れていた縁から出張開店した。希少な国産ラム肉を来場者の目の前で火を通して振る舞った。経営者の関澤波留人さん(36)は「宗教を問わない羊肉は世界共通でごちそう食。ただ、日本ではどうしてか安価な存在」と指摘。「羊をより多くの人に食べてもらい、適正な価値を伝えたい」と普及を目指す思いを語った。

 このほか、町特産のカキやかんきつ類の生産者らがマイクを握り、食材やレシピを紹介。長崎県から訪れた60代女性は「どれもおいしくて素晴らしかった。生産者と関わりを持つ滅多にない機会で楽しかった」と話した。

 太良町でジンギスカンを扱う商店によると、ラム肉は特に大浦地区で消防団や地区の会合時などで親しまれなじみが深いという。

 イベントは町おこしに取り組む「太良と生きる」(山口一生理事長)が主催し、80人が参加した。

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