縄文人と有明海の関わりを解説する西田さん(左)=佐賀市立図書館

 有明海を利用してきた人類の歴史を学ぶシンポジウム「有明海の恵みと縄文文化」(佐賀市教育委員会主催)が16日、佐賀市立図書館で開かれた。来場者約100人が専門家の講演を通し、地元の海に思いを巡らせた。

 市教育委員会の西田巌いわおさんは、2016年に国指定史跡になった「東名遺跡(同市金立町)」と有明海の関わりを解説。東名縄文人がアゲマキやムツゴロウを食べ、干潟で浮かぶための板やオール状の材木を作ったことを遺物を見せながら紹介し、「東名遺跡は有明海文化の原点」と締めくくった。

 講演を聞いた佐賀市の男性(72)は「佐賀にこんな遺跡があったとは。遺物を展示している東名縄文館を訪れてみたい」と話した。

 他に、発掘調査時から遺跡に関わっている千葉県立中央博物館の黒住耐二たいじさんや東海大学海洋学部講師の丸山真史さん、佐賀県立宇宙科学館の伊藤辰徳さんによる講演があった。

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