後半ロスタイムに決勝ゴールが決まり、喜びを爆発させるサガン鳥栖のカレーラス監督(右)とサポーター=鳥栖市の駅前不動産スタジアム

 リーグ開幕から4戦目、待ちに待った初白星に大歓声が響き渡った。サガン鳥栖は17日、ホームの駅前不動産スタジアムでジュビロ磐田と対戦し、終了間際の劇的ゴールで勝利を飾った。最下位からの脱出も果たし、声をからし続けたサポーターは「ここから巻き返しだ」と、選手とともに反転攻勢を誓い合った。

 6日のルヴァン杯・柏戦で今季公式戦初勝利を飾ったが、肝心のリーグ戦は3連敗で、得点もゼロだった。唐津市の大学生永野亨さん(21)は試合開始前、「1点でいいので点を取ってほしい。J1で戦い続けるため、きょうは絶対に負けられない」と力を込めた。

 前半は好機はあるもののゴールが遠いもどかしい展開になった。会社員青柳信幸さん(45)=千葉県野田市=は「落ち着いて戦えている。あとは得点」と後半の奮起に期待した。

 後半17分、DF高橋祐治選手が2度目の警告を受けて退場となると、サポーターには不安と動揺が広がった。「何としても耐えてほしい」と祈り続けた終了間際の47分、途中出場したFWクエンカ選手が値千金の決勝弾を放った。待ち望んだ今季リーグ戦初得点にもなり、鳥栖市の会社員高尾文人さん(48)は「言葉にならない」と満面の笑みを浮かべた。

 チームとサポーターが気持ちを重ねて、ようやくつかんだ勝利。佐賀市の中学生北村萌樺さん(13)は「本当にうれしい。ここからホーム全勝を目指してほしい」と声を弾ませた。

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