フル規格化を求める新幹線長崎ルート沿線市町議員らによる勉強会。今村雅弘衆院議員が県負担額に関する独自の試算などを示した=佐賀市川原町の佐賀県護国神社

 九州新幹線長崎ルートを巡り、全線フル規格化を求める沿線市町の議員らでつくる団体の勉強会が16日、佐賀市であった。講師の今村雅弘衆院議員(比例九州)は「(フル規格化の)佐賀県の試算はJR九州からの貸付料を勘案していない」とし、県が1千億円を超えるとしている負担額が半減するとの見解を示した。=写真

 今村氏は、全線フル規格ならJR九州の収支改善効果が年間88億円とした国土交通省試算を踏まえ、年間の貸付料を50億円、工事費を6千億円とした場合、最大限交付税措置されれば県の実質負担額が約550億円となるという自らの試算を紹介した。

 今後は北陸新幹線など他の新幹線の予算増も見込まれ「今とっかかりを作ってエントリーしておかないと」と予算確保へ危機感を示し、「正確な情報をもとにした議論が必要だ」と強調した。

 勉強会は市町議員でつくる「フル規格化に向けての世話人会」が開き、各市町議員のほか、嬉野市長と吉野ヶ里町長を含む約40人が出席した。

このエントリーをはてなブックマークに追加