仕事を終えた後に集まり、練習に励む小城ウインドアンサンブルの団員たち=小城市の小城文化センター

昨年開かれた25回目の定期演奏会=2018年4月、小城市のゆめぷらっと小城

 小城市を拠点に活動する市民吹奏楽団「小城ウインドアンサンブル」が今年、結成30周年を迎えた。小城高の吹奏楽部0B5人で立ち上げた金管楽器のバンドが楽団の起源。年1回の演奏会に加え、地域の祭りや老人ホームなどで一体感のある旋律を届けている。

 団員は20代から50代までの男女17人。いずれも社会人で、仕事や育児に励みながら週2回の練習に打ち込む。サックスやトランペットなどの金管楽器に木管や打楽器も加わった重層的な響きの中に、それぞれの音色や個性がにじむ。

 かつては約40人の団員を抱え、コンクールで九州大会に進んだ実績もある。近年は「地域に根ざした演奏」を掲げ、佐賀市で長年続けてきた定期演奏会も5年前から小城市に変更、「いろんな人に聴いてほしい」と無料で開いている。

 団員の多くが就職や出産を機に一度、楽器を手放ししつつも、居場所を求めるように集まってきた。ドラムを担当し、2年前に3代目の団長になった今泉恵さん(43)=小城市牛津町=もその一人。「何か一つでも打ち込めるものがあれば、生活は豊かになる」と団員の思いを代弁する。

 26回目の定期演奏会「グリーンコンサート」は4月28日午後2時から、小城市のゆめぷらっと小城で。節目の年だが気負わず、クラシックからポップスまで多彩な楽曲を軽快に、しっとりと聴かせる。

 高校生以上を対象に団員を募集中で、会費は月2500円。問い合わせは今泉さん、電話080(1733)3611。

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