イチゴの新規就農者を育成するトレーニングファームのハウス内を見学する関係者。栽培ハウスすべて高設栽培システムを導入している=白石町新開

 佐賀県と関係市町、JAと地元生産者が連携して新規就農者を育成する「トレーニングファーム」の新施設が白石町に完成した。研修は4月に始まり、20~30代の研修生4組5人が2年間、県産イチゴ20年ぶりの新品種「いちごさん」の栽培技術や農業経営を学ぶ。

 完成したのは、栽培ハウス6棟(3連棟×2区画・2400平方メートル)と育苗ハウス4棟(1200平方メートル)、作業場や倉庫を兼ねた研修棟(97・5平方メートル)。栽培ハウスは収穫作業がしやすい高設栽培で、温度や湿度などのデータを蓄積して栽培に生かせるシステムも導入されている。

 研修生は町内の夫婦1組と、東京、神奈川、千葉の男性各1人。研修終了後は町内に定住し、イチゴ農家として就農することが条件となる。県外の研修生3人には、町が展開する「しろいし農業塾」から月17万円の助成がある。

 4日の落成式には、JAさがの中村直己副組合長ら約50人が出席。田島健一白石町長は「卒業生が産地の拡大に寄与し、白石町がいちごさんの一大産地となることを期待したい。地域の活性化や定住人口の増加にも波及すれば」と述べた。

 トレーニングファームは武雄市のキュウリ、佐賀市富士町のホウレンソウ、鹿島市のトマトに次いで4カ所目となる。

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